ここからは「実践ワーク」コーナーです。ここでは「講座」コーナーで学んだ様々な知識を踏まえて、より実践的な課題と、それに対する取り組みを実際に考えてもらいます。
はじめに
ここからは「実践ワーク」コーナーです。ここでは「講座」コーナーで学んだ様々な知識を踏まえて、より実践的な課題と、それに対する取り組みを実際に考えてもらいます。
構成と進め方
では、「実践ワーク」パートの構成と進め方を説明しますね。
取り組みへのアプローチ方法について
地域における取り組みを計画して実行するに当たって、どのような方法で行っていけばいいかを見ていきましょう。
ここでは、島根県における外国人生活者をサポートする取り組みを例に、地域の課題を解決するための取り組みを考えるに当たってのアプローチ方法を「デザイン思考」的な観点から見ていきます。次からの「実践ワーク」でも、この方法・考え方を用いて地域での取り組みについて考えていきます。

地域における、多文化共生や日本語学習支援の取り組みを行うに当たって、どのようにして目的を設定して実行していけばいいかを、「デザインする」という観点から見ていきましょう。
・多文化共生をめざした地域の取り組みをデザインする
講座の引用元:2020年11月7日 の研修 (仙田武司 講師)
実践ワークで取り組みをデザインする
ここからが実際のワークになります。ワーク①〜③のどれからしても構いません。以下の枠内の「START」ボタンをクリックすると各ワークのページに飛ぶことができます。
ワーク ① <多文化共生>
安全で安心した多文化社会形成への取り組みをデザインする
外国人にとっても「安全で安心した生活」を送れる社会を作っていくために私たちができる取り組みは何でしょうか?
テーマ 「災害時の状況から考える」

日常生活ではあまり目立たない見えない壁が、実は外国人生活者の安全で安心した生活の障害となっている場合があります。これらの壁について考え、どうやって解消できるかを考えて行きましょう。
・安全で安心した多文化社会形成への取り組みをデザインする
ワーク ② <日本語教室>
地域の人々による日本語学習支援の場をデザインする
外国人生活者が日本語学習の機会を得たり、地域との接点をもったりしやすくするための仕組み作りについて考えましょう。
テーマ 「空白地域の事情から考える」

外国人生活者が日本語学習の機会や、地域との接点をもちにくい状況にある地域があります。これらの地域における事情を分析し、それを解消するための取り組みについて考えてみましょう。
・地域の人々による日本語学習支援の場をデザインする
ワーク ③ <日本語教育>
生活者の学習事情に合わせた ICT 教材をデザインする
個々の学習者の事情に合った教材作りを、テクノロジーを活かして行ってみましょう。
テーマ 「教育テクノロジーの特長から考える」

一概に「外国人生活者」と言っても、必要としている日本語の種類や、学習に割ける時間などは様々です。近年の教育テクノロジーの特長を活かせば、このような学習者の個別性を考慮し、それらに対応した教材も作れるでしょう。どのような教材が作れるか考えてみましょう。
・生活者の学習事情に合わせた ICT 教材をデザインする
START!
さいごに
全ての実践ワークをやってみて、どうでしたか?
実際の外国人生活者支援の現場では、その地域や教室、学習者なりの課題が存在すると思います。これらの個別の課題にどう柔軟に対処していくかがとても重要です。
今回の実践ワークが、これからのみなさんの取り組みに役立つといいですね!

